『インテリジェンスの社員にインタビュー』
〜就職活動について〜
学生(以下、学):本日は就職活動をテーマにお話を進めて行きたいと考えています。
よろしくお願いします。
はじめに、学生みんなが気になっている質問をお聞きします。
会社が新卒に求めるモノとはなんですか?
それと、面接で見ているポイントなどがあれば教えてください!
石井様(以下、石):そうですね。
私たちの会社にある5つのDNAというのを意識して見る様にはしていますね。
5つのDNAとは「社会価値の創造」「顧客志向」「プロフェッショナリズム」「チームプレー」「挑戦と変革」です。この5つを面接の会話の中から読み取っていますね。
学:そうなんですね〜!
面接の中で判断されるのですね。
では、話し方などでも判断されるのでしょうか?
石:1時間ほど話をすると、その人の姿が見えてきますね。
多くの場合面接をすれば、その人がどんな人なのかはだいたいわかりますよ!
面接は第一印象が大切ですね!
みなさん、メラビアンの法則って知ってるかな???
話す内容の「言語情報」が7%、話し方や話すスピードの「聴覚情報」が38%、見た目の「視覚情報」が55%、約90%の外的要因で第一印象は決まるというものなんだよ。
学:へ〜〜
石:第一印象は、5分程度で判断されてしまいますよ。
ただし、その人をよりよく知ろうと思うと1時間くらいはかかりますね・・・
学:そうなんですね・・・
ちなみに、石井さんは学生さんに対して第一印象を良くしようとされていることはあるんですか?
石:第一印象というところで言うと、身だしなみには気をつけています。
ただ、自分を飾ろうとはしませんね。作ってしまうとどうしてもぎこちなくなってしまうので。。。
学:作りすぎるという点では、学生は人事の方に良く見られようとしているとおもうのですが、
実際人事の方から見て、学生との目線のギャップってあるんですか?
石:学生さんは服装をすごく気にしていると思うのですが、そこでまで気にする必要はありませんね。
ただし、髪型は気になることはありますね・・・。
特に意識して見ていることもないのですが、何か違うなと感じたときに髪型が気になったことは多いです。髪型に変わらず、さわやかさ、清潔感が大切です!
学:なるほど。。。
少しここでお話を変えますが、面接の時、石井さんがこの学生の質問うまいなと思う質問とはどういう質問なんですか?
石:難しいですね・・・。
うまいなというのとは違いますが、この質問はしないほうがいいなというのは、「話の意図が見えないような質問」ですね。
例えば、「一日のスケジュールは何ですか?」とか「休日の過ごし方は?」などです。本当に聞きたいのならいいのですが、とりあえず皆聞いているから、質問してみようというのは、その人のためにもなっていないです。それ本当に聞きたいの?と思ってしまいます。。。
なので、良い質問というのは、その質問にしっかり意図があるかどうか、また自分がそれを聞いてどんなものを得たいのかが、はっきりしている質問ですかね。
学:次にお聞きしたいのが、人事の仕事についてです。
人事は忙しいお仕事だとお聞きするのですが、なぜその仕事をすることができるのでしょうか??
また、人事のやりがいもお聞きしたいです!
石:やりがいを一言で言うと、「夢を与える仕事」ですね。
私たち人事は学生さんが社会に触れる上での窓口となっています。
そういった意味では、学生さんに与える影響は大きいと私は考えています。
なので、学生さんに対して仕事の面白さなどを話して、学生さんに夢をもってもらうことに、やりがいを感じています。学生さんが「社会は辛い所、仕事は面白くないもの」と思ってしまうと、これから社会に出る学生さんに、夢が無くなるじゃないですか。
それと、仕事というのは、どんなものでも忙しいと思いますよ!
私でも、好きでない作業もあります。
私は行動派なので細かい作業が苦手ですけど、これも考え方で、その作業が何につながっているのかを考える事で、仕事に対する気持ちも変わってくると思います。
学:それでもどうしてもつまらないことに直面した時、どのように楽しく考えたらいいのでしょうか?
石:自分なりの工夫をして、面白おかしく、冗談を交えてみたりといろんな事をしていくといいかもしれま せんね!!
学:確かに面白くないと仕事を楽しめませんよね・・・
またここで話を変えたいと思いますが、良く聞かれる質問になると思いますが、なぜインテリジェンスに入社されたのですか?
石:
正直、会社が今後どうなるかわからないじゃないですか?
アメリカの大手証券会社ですら潰れてしまうような時代です。。。
IBM創業者が言っていた「野生の鴨」という話があります。
鴨
は餌があると所に、毎年飛来するんですね。しかし、ある老人が鴨に餌をいつも与え続けていたんです。しかしある時、その老人が死んでしまったんです。する
と、鴨はいままで餌を与えてもらっていたので、飛ぶことをやめてしまったがために、再び飛来することができなくなり、最後に死んでしまうという話です。
ここから学べることは、その場に案ずることなく、『現状に甘んずることなく、様々なところにアンテナを張り、挑戦すること』が大切ということです。
まさにインテリジェンスは挑戦と革新を続ける会社です。
だから、そういった話に共感する私にあっていると思ったんです!
学:確かに自分で動いて行かなければ、何も変わりませんよね。。。
では、そういった変革を求めている就職活動生に対してアドバイスをお願いします
石:学生に伝えたいことが2つあります。
1つはバイアスをかけずに物事を見て欲しいということですね!
社会では学生生活の100倍以上の出来事が起きています。
そういったことに対して、固定観念を持たず、まっさらな気持ちで就職活動をしてみて欲しいという気持ちはあります。
2つ目が色んな会社を回ってもらいたいということです。
私自身、社会人になってから、「こんな会社があったのか」と気づかされることがあって、悔しい思いをしました。
これから就職活動を始めるみなさんには同じ思いをしてもらいたくないですね!
学:少し就職活動とは話がズレてしまいますが、
忙しい人材業界のお仕事で、どのように自分の時間を作っておられるのですか?
石:日常にルーティーンを作ることが効率を上げるのに有効だと思います!例えば、朝何時に起きるか を決めてそれを毎日繰り返すだけでもいいんです!そうすると効率が上がり、時間を作ることができます。
あの世界のイチローもルーティーンを取り入れています。
イチローは試合前に必ずカレーを食べるんですよ!
学:へ〜
石:またバッターボックスに入る前に必ず同じ動作をするんです!
そうすることで自分の「リズム」を作っているんですね。
それと、自分から責任ある仕事をもらいに行くのもいいですね!
責任があるとどうしてもプレッシャーがかかるので、適当なことはできませんし、その分がんばりますからね!
学:そんなすばらしい考えをお持ちの石井さんにお聞きしたいのですが、
どのような学生生活を送られていたんですか?
石:イベント・フリーペーパーを企画・制作する学生団体をしてましたよ!
色んなお店を一つの場所に集めて人を呼んだり、フリーペーパーを作ったりしていましたよ!
あとは、旅行が好きなんで、海外に旅行に行ってましたね〜。
カンボジアに行ったときのことなんですが、とても貧困な土地だったんです。そこで、小学校5年生くらいの子がタバコや新聞を売っているんですね。
ただ、普通ならかわいそうに、不幸そうに思えるのに、私にはすごく楽しそうに見えたんですね!
その時感じたのが、「幸せは人が決めるモノではなくて、人の中にあるモノなのかなと」、そう思ったんです。
そ
れと一緒で、学生さんと話すときも、無理にうちがいい、うちに来なさいと言うのではなく、学生の皆さんでしっかり、決めてもらいたいと思っています。答え
は学生一人一人の中にあるのですから。だからこそ、私は学生さん自身で答えを見つけてほしいので、情報を提供し学生をサポートしてるんです。
学:では、石井さんにとって影響を与えた人はどんな方なんですか?
石:学生団体をしていた時の2つ上の友人ですね!
最初はすごく嫌いだったんです。。。むちゃくちゃな要求をしてきますし(笑)
けれど、悔しかったんで仕事は全部こなしましたよ!ただ、受け身で仕事をしていたので、あまり楽しくなかったんですね・・・
ある時、友人が大変で白髪が増えていくのを目の当たりにして、自分はまだ頑張っていないと感じ、そこから変わりました!
広報部隊としてチラシを配ったり、誰よりも早く現地に行って勧誘したりすることで、成果にもつながりました。そうすることで、友人は私を認めてくれました。
この友人がいたお陰で、この学生団体をもっと良くしたいと思うようになりましたね。
学:そんな石井さんですが、今目標とする人物像はどんな方なのでしょう?
これらは人がついてくるための5要素だそうです。
すごい・・・まず実績を残すこと。
できる・・・そのタスクにおける知識・知見を高めること。
すてき・・・人として優しかったり楽しかったり器が大きかったり、容姿や生き方がカッコいいこと。
ありがたい・・・相手へのおもいやりがあり、支援してくれている感覚があり、この人のために頑張り たいと思わせること。
こわい・・・自分にも他人にも厳しく、厳しいことをキッチリいえること。
だそうです。
学:少し就職活動と話がそれてしまいましたので、
また就職活動に関する質問をさせていただきます。
石井さんが就職活動する時に、心掛けていらっしゃったことはなんですか?
石:一番大切なのは『振り返る』ことですね。
毎回の選考や説明会などで感じたこと、良かったこと、悪かったことを書き出してみることです。
そうすることで、自分がどうなりたいのか、どうすればいいのかが見えてくると思いますよ。
学:それでは最後に学生に向けてメッセージをお願いします。
石:とにかく多くの会社を見て欲しいですね。
社会に出たら、学生は何も知らないものと見なされます。
そのために、知識を身に付けていただきたいのです。
そして、学生という特権は今しかありません!
自分にはもっと合っている会社があると思い過ぎないでください。
もっともっといい会社があると思い過ぎると、キリがありません。
最終的には、自分でしっかり覚悟を決めて、就職活動を終えてほしいのです。
また、会社は打算的に選ばないようにしてください。
条件で会社を選び過ぎると人間が小さくなりますし、夢も小さくなります。
自分の目指す社会、成し遂げたいことというものをしっかり持ち、就職活動してくださいね。
■感想@
「人事は夢を与える仕事」と語る姿が、
とてもきらきらして輝いていて、
石井さんのような、社会人になりたいと思いました。
これから就職活動が本格化するにあたって、
「幸せは、人が決めるものじゃなくて、その人の中にある」
「答えは必ず、その人の中にある」
という言葉が、心に残りました。
たくさんの会社や人に出逢って、
自分の知識を増やしながら、自分の判断軸をもつこと。
毎回、活動を振り返ること。
そして、自分に基づいた夢をもつこと。
就活というのは、人や会社との出逢いを通して、
自分と社会を見つめられる機会だと思っています。
石井さんの話を聞いて、
これからの就活が、もっと楽しみになりました。
出逢いを大切にして、夢をもって就活していきたいと思います
と、今から朝起きる時間などの、ルーティン化を進めていこう
と思いました。
■感想A
“人事の仕事は、学生に夢を与える仕事”
「人事の人間が、社会との最初の接点である学生もいる。そんな学生に、働くのはしんどいという姿を見せたくない。」
「責任ある仕事をしている」
「僕が会社に行かないと回らない仕事があるので…」
「自分がやりたいと思った仕事は、自分から手を挙げてやりたいと言う」
そんな言葉の端端からも、仕事に誇りを持って主体的に動かれている様子、はたらくを楽しんでおられる様子が伝わってきました。
石井様はどうしてインテリジェンスに入社されたのか?という質問に対しては、常に現状に満足することなく挑戦できるフィールドを求めたとお話してくださいました。
人の想い、そしてそれを実現できる環境が重なることが、就職の成功といえるのではないかと感じました。
参加学生:
関西大学3回生 金谷 隆太朗
奈良女子大学 3回生 持塚 直子
関西大学 3回生 中村 緑
大阪経済法科大学 4回生 坂本 博宣